がん漢方
日本には朝鮮半島を通じて、あるいは遣隋使・遣唐使によって中国から伝えられました。982年には現存する日本最古の医書『医心方』が丹波康頼によって編纂されました。13世紀頃には禅宗の僧が医学の担い手となりました。しかし、日本で現在の漢方医学といわれるものが発展するのは16世紀になってからです。明に留学した田代三喜は金元医学を学びました。その弟子であり織田信長に重用された曲直瀬道三は金元医学を解説した『啓廸集』を著わし、また医学舎「啓廸院」を創り多くの弟子を教えました。金元医学を元にした医学はのちに後世派(ごせいは)と呼ばれます。この時代に医学と宗教の分離が行われました。
最もよく使用されるのは、加味逍遥散という漢方薬だそうです。体格栄養状態が中等度からやや虚弱な女性で、カーッと熱くのぼせて、汗が出たり動悸がしたり、逆にゾクゾクと悪寒がしたり、あるいは、ゆううつな気分で、ひどく疲れ易く無気力になったり、理由もなくイライラしたり、よく眠れなくなるなどの更年期症状があるときに用いるそうです。 ただし、痩せて虚弱な方が飲むと胃腸障害を起こす場合もあるようです。
また、にきびの治療は漢方の治療に頼るだけでなく、便秘や過労、ストレス、過度の飲酒、偏食なども少なからず悪影響を及ぼしているので、できる範囲で改善することを心がける必要があります。にきびは思春期に発症する場合がほとんどですが、最近では20代〜40代の方にも増えています。大半は年月が進むにつれて自然に治ってしまいますが、中にはいつまでも治らずに、漢方治療に頼るケースも見受けられます。また睡眠不足、不規則な生活、便秘、チョコレートや脂肪分の多い食品の食べすぎ、生理などは 、にきびを悪化させ、治りにくい体質にします。漢方のにきび治療はホルモンバランスを整えたり、弱った内臓の働きを正常にして自然に治していきます。つまり、にきびを治療するだけでなく、体質も同時に改善します。
昔は今ほど、花粉症とかアトピー性皮膚炎ということばを聞きませんでした。今では春になると花粉症、一年を通してはアトピー性皮膚炎の方々が絶えません。むかしの日本人と今の日本人の違いは、身体本来が持っている免疫力が違っているということです。今、私たちのまわりは抗菌グッズがあふれかえり、身体の具合が悪いと抗生物質を飲むなどして、自己免疫力が培われない環境におり、どんどん 免疫力が落ちています。
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